こんにちは、あゆですっ!

少し前のこと。娘(5歳)から「おかあにゃんに言いたいことがあるんだけど……**くんが、叩いてきて嫌だ~」と相談されました。
状況
思いっきり叩いてくるわけではないけれど、ちょっと意地悪で嫌な感じがする。肩や胸のあたり。やめてと言えなかった。なぜ叩いてくるのかわからない。(娘談)
受容と提案
≪叩かれてとっても嫌だったね≫ ≪痛かった?どこをどんなふうに叩かれたの?≫ ≪教えてくれてありがとう≫ と、まずは娘の気持ちを全面に肯定して受け止めつつ、関心を向けていることを示しました。
その上で娘に、 ≪また**くんに叩かれたら、どうしたらいいと思う?間違ってもいいから教えてほしいな≫ と質問。返答は、困った顔。
そこで、≪嫌なことをされたら、相手に嫌だと伝えるのは大切なこと≫ と、どうしても嫌だと言えないときは ≪近くの先生(大人)に相談すること≫ を提案しました。
そのときは、娘はわたしが何とかしてくれるのだろうと思っていたようで、少しがっかりした様子でした。。が、ここは成長のチャンス…!背中を後押しするスタンスを取ることにしました。
思いが伝わった感覚と小さな自信
その翌日は「言おうとしたけど、誰にも言えなかった」としょんぼりした様子でした。頑張った気持ちを認めつつ、嫌だった気持ちは帰宅後にたくさん表出してもらいました。
その翌々日の帰り道、「やっぱり**くんはいい子かもしれない!」と唐突に話し始め、「今日は**くん叩いてこなかったけど、この前叩かれて嫌だったって言った。そしたらね、ごめんって言ってくれたぁ!」と嬉しそうに報告してくれました。
≪気持ちをちゃんと言葉にできたね≫ とほめると、にこにこっと笑い、「言わなきゃって思ったから~」と、娘なりに決意があったようでした。「また嫌なことがあったら、また頑張る~」と言う姿は、少しだけ自信がついたように見えました。
見え方の変化
それからずいぶん経ったある日。
「今日、**くんにね、わざと足踏まれてね、先生に言ったぁ」とのこと。「**くん、@@ちゃんとか、##くんにも、意地悪してたの見たんだ。おうちで、妹にもそうやって意地悪してるのかな」
どうやら、**くんには、まだ生まれたばかりの赤ちゃんが家にいるようなのです。
≪もしかしたら、**くんのママやパパは、赤ちゃんの面倒を見るのがとっても大変で、**くんは寂しい気持ちとか、イライラした気持ちを、いっぱい我慢してるのかもしれないね。だから、保育園でイライラが出ちゃうのかもしれないね≫ と、呟くように私が言うと、娘はこう言いました。
「そっかぁ。なんか**くんの気持ちになった。ちょっと気持ちわかったぁ」
このエピソードを通して感じたこと
娘にとって、嫌なことをしてきた**くんですが、娘は**くんのした“嫌な行為”は否定しても、“**くんという人格”は否定せず、むしろ**くんに共感の気持ちを持てたことに、ものすごく成長を感じました。
もちろん、やっていいこと・悪いことはあり、されて嫌なことはきちんと主張するべきだと思います。
子ども同士のトラブルについて、どこまで子どもたちだけにやり取りをさせるか、どこで大人が出るべきか、その線引きは難しいものを感じますし、今回のわたしの対応にも賛否両論あるかもしれません。
でも、今回は娘が自分の力で、自分の思いを発信できたことや、主体的に自分に起きた問題と向き合えたことで、彼女がひとまわり成長できたのは間違いないことだと感じています。
≪よく頑張ったね≫ と、そして ≪ひとの気持ちになって考えられるのは、とってもすてきなことだよ≫ と、何度もぎゅーっと抱きしめた夏の終わりでした^^
ここまで目を通してくださり、ありがとうございました。この記事が、少しでもあなたのお役に立ちますように。あいをこめて!
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